“21世紀生まれの写真家”として活躍する葵の10代最後の写真集です。行き場のない悲しさや苦しさを、綺麗で儚い涙(=雫)に閉じ込めた作品を収録。そのほとんどが本書のために撮り下ろされました。
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日々が零れ落ちていく
泣き虫が青に沈んでいく
過去となりゆく今この瞬間が
一滴一滴ゆっくりと落ちて響き、重なり合う
その音は数多に繰り返されていくほどに
耳を傾けられることなく忘れ去られていく
終わりを知らせるものに触れたとき
救われてほしさにどうしようもなく焦がれるとき
気づけば青に溺れ、深く深く落下していく感覚がある
それでも悲しみや痛みを結晶に閉じ込めて
陽に透かして美しいと感じること
それはきっと、眠れぬ夜に
今までとこれからにささげる夜明けを乞い願うこと
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発 行:2021年9月7日
サイズ:H210mm × W148mm × D11mm
製 本:上製本 96ページ
版 元:Kohan Design Office
備 考:カバーにはトレーシングペーパーを使用
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葵
2001年生まれ。高校1年生の冬からフィルムカメラで学校生活を撮り始め、プールで撮影した写真が話題となる。2019年の夏に米原康正が企画したグループ展“YONE‘S ART PARTY”に参加し、その後三ツ矢サイダー、OMOHARAREAL、PLANTICA、カルビーサッポロポテト「シンコセイ」の撮影など活躍の場を広げる。オフィス・サマサマ所属。
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